1999よりスパイラルでずっと販売しているツイッグ。ずっと続いていることがとても嬉しい!
※2008年3月よりTwigの価格を改定いたしました。
2008-04/9〜10 グラスに入れる花留め、ツイッグは1999年にスパイラルのショーケースで発表した作品。確か通勤電車の中でドローイングしていたことが記憶にある。華道家の川瀬敏郎さんの芸術新潮の記事を夢中に読んでいたのもこの頃だった。幼い頃、花を生けていたじいさんがいらない枝で花を固定したことも思い出した。発表の場を与えてくれたスパイラルの方々や、教え子を中心にアトリエに美大生の助っ人が出入りしていたりしたこと、たくさんの偶然が空想を膨らませてくれた時期だった。そう1999年という年号もインスピレーションを与えてくれた。90年代はデザインが楽しかったと振り返り、20世紀の終わりに必要性も大きさも最も小さいデザインで僕自身のデザインの仕事を終えようとも思った。(だからこれ以降デザインという言葉を使わず、作りたい衝動とか名もなくさり気ない宝物とかファンタジックなものとか曖昧な表現を大切にしている。)写真はそのツイッグを製作している様子。溶接したら磨くという様に2人1組で製作して行く。Twig/\2100-