■ことしの元旦は西暦で１が４つ並びました。数が並ぶと何か特別な感じがします。とっておきの良いことがありますように、年賀状は1111を強調しました。特に１は区切りの様で気持ちがいいです。０が未知なる予感だとしたら、１は始まりの一歩と言う様に方向が定まりそこから先の予感を感じます。それは今のFATの心境にも重なります。昨年「船を泊めて」感じたことは、大切なものは何かということ。思う存分に作れない中で賞をいただくなど思いがけないプレゼントも自分を考えるきっかけになりました。■昨年は勉強の年でした。私の半分の年の若者に混ざり大学生をして見えてきたものは、社会と個人。はやりことばですが、「つながり」はわたしにとっても大切な言葉になりました。■偶然にも船上で撮った写真は、昨年の１１月に水上バスからの東京の情景です。FATを始めた頃はウォータフロントと呼ばれもてはやされた地区だと思いますが、高層ビルが建ち並び外国の様です。２０年前の自分を思い出したとき、目の前の光景にふと驚きシャッターを押しました。あの頃の運河に立ち並んだ倉庫の面影は無く、ビルが建ち並ぶ様子は乱立する数字の１に見えてきます。1111の情景。批判ではなく都市が造られた印象です。■そう言えば、立ち位置を変えれば1111は人人…にも見えてきます。ちょっと早いかもしれませんが、ことしの11月11日も楽しみです。みなさんにもその頃にはまた予測のつかない喜びがありますように。2011.1.1 寺島トオル |
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