クラフトレーベルFATの
       アトリエにようこそ

 

animation
object of FAT
no sound version
by
Kouhei Ichiyama

 
  fragment of materials/素材の欠片たち 16  sus304の表面  
     
  FATの扉  
 

3月20日から21日にかけて関東地方全域に突風が吹き荒れた。アトリエについてみると、作品小屋+駐輪場の屋根が吹き飛ばされていた。そして驚いたことにその屋根が金工室に直撃?入り口の扉のガラスが割れ悲惨な状態になっていた。アトリエは、関東平野の西の端にある。アトリエを境に高尾山など山地部へと続く。山間をぬってそこから吹く風は、なかなか強い。だからいつもそれなりの対策をしているつもりだったのだが、トタンの屋根や、その上に載せてあった重い鉄筋までが飛ばされていることに驚いた。自然は予想のつかない力を持つことを改めて実感した。季節の変わり目、突風に、満開間近のさくら、雪まじりのみぞれ空、満月を背にキラキラ瞬きながら沈むオリオン座…。毎年繰り返す、分かれと出会いのこの季節は、知っていながらも心は揺れ動き、また、ときめく。自然の力に比べると小さなことかも知れないけれど、予想もつかないことが起きるからどきどき、そしてワクワクするのだろう。4月、たくさんの素敵な出会いがみんなにありますように! 2010.4.1 寺島トオル

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YouTube/Xmas2009
   
           
 

 

Boschのホームタイプのジグソーをステンレス材に初めて使用してみた。1.0tの厚さで新品の刃ならば、ストレスはほとんど感じなかった。5枚セットのBosch製ステンレス用の刃を2枚使用。1枚あたり350円なのでちょっと割高だがプラズマ切断機で切るより準備や後処理が必要なく簡単だった。何より仕上がりが美しい。1810×760oを1辺ずつ切り出した。途中から2人掛かりでジグソーの刃先を水で冷却しながら切断したが、効果は気分的なものだろうか?
ワンポイント…板が薄いので、切り始めと終わりにバタツキがあるので注意すること。



       
  扉が壊れたからって、FATは途方に暮れない!何がベストか、一瞬だけ考える。じっくり考えたら何もできないし、今晩雨が降るかも分からない。構想など練らず動物的勘を研ぎすませれば、あとはその都度問題解決。そんなFAT的前向き発想で、3時間後には、古くさいプレハブ用の簡易ドアが、ステンレス製のアートな扉に変身。1年分の文字オーナメント用sus304の2000×100×1.0mmのをほとんど使ってしまったが…。とりあえず大満足!