クラフトレーベルFATの
       アトリエにようこそ

 

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object o FAT
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by Kouhei Ichiyama

   
    fragment of materials/素材の欠片たち 14  天日干しで、浸食され面白く変化した木 。            
   
   
                 

12月に入ると今年はどんなプレゼントを渡そうかと思いめぐらすものである。恋人へ、子どもへ、親しい人へ…みんなそれぞれ、違った場所で、違った年齢で、性別で、立場が違うものだけど人を思う気持ちは同じなんだと思うと、北風は吹けど心は暖かくなる。作品展でのこと、じっくり見ていた方が数時間後にまた戻って来られ、手に入れてくださる光景によくでくわす。プレゼントなんだろう。嬉しい。ところで、キリスト教の学校に今年お世話になり数々のイベントに参加する機会を得た。中でもお米や果物タオルや石けんなど身の回りの必需品をさまざまな施設に捧げる行事は、いろいろなことを感じさせられた。今の時代だからこそ、そんな目に見えるかたちの寄付もまた心が暖かくさせられる。しかし、救われるのは私たち自身かもしれない。ある施設の少年が、お礼に素敵な演奏を披露してくれた。彼は生まれながらに目が見えず、また車いすも必要としていた。家族や親しいひとがプレゼントしてくれる歌のように嬉しい素敵な少年の演奏だった。プレゼントを贈ることは、プレゼントを貰うことと同じ。一方的ではないと実感した。クリスマスは、宗教を超えて地球上の全て、より大きな幸せに向かう特別の日のような気がする。MERRY XMAS ! 2009年12月寺島トオル

  YouTube/
NewWorks200904
   
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12月1日〜12月25日 代官山のクシュクシュにてクリスマス展を開催中。YouTube/Xmas2009  
2009XmasDM                    
 

2009年のクリスマス展は、チェーンソーにチャレンジ。
今年は、Hondaのエコランに参加という一大イベントが夏にあり、製作期間が短く新作のアイデア出しに苦戦しました。
ホームセンターへ行き、久々にじっくり見たチェーンソーは信じられないデフレ価格?そして、お手軽なマシンになっていて驚かされました。
そしてこれまた久々のからだを張っての体当たり制作。彫刻を作る快感を味わいました。
出来上がりはケーキ型のキャンドルスタンド。これは昨年のクリスマス展の時から決めていたことです。
切り株丸ごとワンピースです!

大きなスプーンやフォークのオブジェもケーキに合わせて制作しました。ざっくりとした仕上げが特徴です。              
 
11月1日〜12月25日 今年もファーマーズテーブルにクリスマスの作品が並んでいます。神宮前(表参道または原宿)カフェ&ランチはもうおなじみ。ぜひ、ゆっくりとお過ごしください。
         
琺瑯は雑貨屋さんの定番アイテムだけど、こんなに大きなものは見たことがない!琺瑯の白がなぜか雪を思わせるようでXmasらしい。FATのミニツリーエコーにはさまれたスエーデン製のフェルト人形、ファンタジック&モダン。

ファーマーズテーブルのクリスマスは、いつも新しい。けれども、しっかりファーマーズテーブルになっている。本当に素敵なクリスマスの空気が漂っている。
今年も、FATの作品が、あちらこちらに点在してして嬉しい。表参道は、クリスマスの一番人気のスポットだけど、一歩入った表参道ならではの老舗!これこそ表参道だと思う。
街全体を楽しみながら、もう来年のクリスマスを構想したりする。

             
           
今回チェーンソーで切った材木は、数年前にアトリエの裏山からおろしたシイノキだだ。まだ相模原市に合併する前の津久井郡城山町。
本沢ダムがある山の上の金比羅さまの境内で町民の方々が総出で伐採した木をいただいたものだ。境内はおかげで明るいものとなったが、木を倒す大変さを現場のお手伝いをしながら感じた。
先頭に立った方は70歳を超えられているそうだったが木のてっぺんでチェーンソー片手で豪快に仕切っていた。一歩間違えば命を落としかねない状況で神聖なひとつの儀式に私には映った。
今回、そのシイノキを思う存分に使わせてもらった。