クラフトレーベル FAT
      アトリエにようこそ!

animation
' object of FAT'
no sound version
by Kouhei Ichiyam

 

         
fragment of materials/素材の欠片たち 14  天日干しで、浸食され面白く変化した木 。
                      
                       
   

例年のことだがクリスマスの準備に追われている。今年は、夏の終わりに駒場の東京大学のキャンパスでオーナメントに使うヒノキの実を集めた。ところで、四谷に自然花材を扱う大きな販売店がある。世界中から集められた素材はすばらしい。そして、店員さもまたみなさん生き生きとしている。よくこのようなお仕事は、009年10月寺島トオル

           
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  nastuko okamura    

アクリル素材の新作展の余韻を今、じわりと感じています。その後Cushu cusyuの店頭で揺れていたアクリルの雲も、いつしか消えていました。季節で雲の表情は変わります。新作展の後、入道雲の夏がすぎ、今は鱗雲が心地よい風とともに天高く広がっています。そしてアトリエでは、その時の試作「雲」がここちよい余韻を漂わせて揺れています。秋がくるとFATは、ハロウィン、そしてクリスマスの準備でにぎやかになります。今年のテーマも決まりました。その試作に今は励んでいます。

         

 

                     
 

アクリルは、熱を加えると面白いように曲がる。子供時代にトースターで縮めて作る遊びやクラマタシロウさんの名作オバQスタンドもそうだと思う。そして、自動車作りで見学に行った先ではカウル(全面の窓)もそうやって作っていた。中高生が大きな炉のようなものをコンパネで作り、中に七輪等を入れ温めながら掃除機で吸引し製作していた。美しい現代の自動車もこういった最初の一歩が重要だと思う。アクリルも木や鉄などに比べ歴史の浅い素材だが知れば知るほど他の素材同様、面白い面が見えてくる。

 

          toru terashima