クラフトレーベル FAT
      アトリエにようこそ!
animation ' object of FAT'
no sound version
by Kouhei Ichiyama
fragment of materials/素材の欠片たち 12  洗いざらした生成りの麻のひも
代官山トライアングルとは恵比寿、中目黒を結んだ人気スポットをこう呼ぶ人たちがいる。そこは15年前にFATを始めた当初の神宮前辺りに似ている。それは街の中にお店があるからかもしれない。住民が住み、働いている人たちもいて、時々小さなお店がある。そのバランスが新しい物好きには気になる。小さなお店は個人の顔が見え、始めたばかりの夢がある。このトライアングルでそんなお店に出会えると嬉しくなる。その代官山にあるクシュクシュさんで23日より新作展を催す。クシュクシュさんでの新作展は新しい素材か技法に挑むことがテーマなのでいつもすごく悩むことになるが、ここからたくさんの新作が生み出される。昨年はアルミ素材、その前は曲げ木、そして今年は銀の針金とロー付けによる作品作り。銀は特別な素材。FAT、15年間の想いも込めて今100個の指環を作っている。ふらりと来店したお客さんのトライアングルがそっと響く様な展示にしたい。2008年9月1日
FATのキーワードの1つ「DIY」とは誰もが知っているように、自分で作るということ。今、新作展示会にむけて100個のリングを作っています。初めて挑戦する技術をそのまま商品(作品)として販売して頂けるクシュクシュさんには感謝しています。すばらしい職人さんが作った銀細工と比較すると気が引ける思いですが、楽しんで試行錯誤して作っています。毎年この展示会から後の定番作品が生まれていますので今回の展示も楽しみにしていて下さい。

寺島トオル
新作展は金属アレルギーの私でもはめられる指環をと、自分のために作ったことが始まりです。そして、製作のために銀細工の様子を調べるますと、どのアトリエでも仕上げで削ったほんのわずかの銀を大切に集め、もう一度銀に再生することを知りました。1回の削りかすは一輪の花の花粉にも見たないものですがとても大切にしていることに感動しました。初めて挑戦する私たちはその気持ちを大切にしたいと思います。未熟な技術ですが1つひとつ大切につくります。どうぞぜひお手に取り、指を通されて感想などお聞かせください。

岡村ナツコ
FATの助っ人として作ることの大変さを痛感しています。五感を絶えず働かせていないとミスをしてしまいます。それは、FATでは良い作品を丁寧に作ればよいというのではなく、それをムダなつくることが要求されるからです。しかし、だからこそうまく言った時は充実感で一杯です。今ぼくはそのFATスピリッツを広めるために、雑貨が大好きな人たちが毎週渋谷に集まり、仕事帰りに好き勝手に雑貨について話す約1時間ほどの勉強会を始めました。ぜひみなさんも参加して下さい!

福地セージ
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